内製AIツール診断|「動いている」を「任せられる」に変える
いま当社に最も多く寄せられているご相談が、これです。AIで作った社内ツールが動いている。成果も出ている。それなのに、社外の人には渡せない——。止めずに、人もデータも増やせる形へ。実物を拝見して、危ないところと直し方をその場でお伝えします。初回ヒアリングは無料です。
その内製AIツール、明日から外部の人に渡せますか。 渡せないなら、いまの仕組みは会社の資産ではなく、担当者一人に紐づいた不発弾です。株式会社エム・ジー・ケイ(M.G.K.)は、このコーポレートサイトそのものを Claude Code で運用している会社です。作る側の当事者として、内製AIツールを「動くもの」から「事業を任せられるもの」へ引き上げます。診断も改修も、代表が直接伴走します。
初回の60分で、次の3つをお持ち帰りいただきます。①いまの仕組みで最も危険度が高い箇所 ②社外や別部署へ広げる前に決めておくこと ③経営層・関係部署をどう説得するかの筋道。資料のご準備は不要です。画面を見せていただくだけで話が進みます。
「AIで作ってみたら、本当に動いてしまった」──そのあとに来る問題
ここ数年で、業務システムづくりの前提が変わりました。以前なら要件定義から設計・実装まで専門職の仕事だったものが、いまは非エンジニアでも生成AIに相談しながら形にできます。業務の一部を自動化する仕組みを、社内の人間だけで組み上げてしまう例が現れています。
そして厄介なことに、それが動いてしまうのです。成果物が自動で組み上がり、人間は途中の確認と承認だけを担う。提案資料の下書きまで自動で用意される。当社自身、このコーポレートサイトの記事作成とページ更新を日本語の指示だけで回しているので、その手応えはよく分かります。
これははっきりと良いことです。外注の待ち時間が消え、担当者の下ごしらえ工数が減り、意思決定に時間を使えるようになる。内製できる会社が強い時代です。やめる理由はどこにもありません。
問題は、その次に来ます。作った本人から出てくる言葉が、成果の話ではなく不安に変わるタイミングがあるのです。「これ、このまま運用して大丈夫でしょうか」。「人を増やしたいのに、増やせないんです」。動いているのに広げられない。この行き止まりが、内製AIツールの最初の壁です。
広げられない理由は、たいてい「権限」に集約される
なぜ広げられないのか。理由をたどっていくと、多くの場合は同じ一点に行き着きます。アカウントを渡した瞬間に、その人に全部見えてしまうという問題です。
個人や少人数で作ったツールは、ほぼ例外なく「自分が使う前提」で組まれています。自分は全部見てよい人間なので、仕切りを作る動機がありません。結果として、売上データも、顧客情報も、外部サービスのAPIキーも、同じ場所につながった状態で出来上がります。
この構造のまま外部のパートナーや新しいメンバーにアカウントを渡すと、何が起きるか。相手はAIに「今月の売上を教えて」と一言聞くだけで、経営数字を引き出せてしまいます。悪意の有無は関係ありません。触れる人が全員「作った本人と同じ権限」になる設計だからです。
ここが、従来の業務システムとの決定的な違いです。従来のシステムなら、画面が分かれていて、メニューが出ない、ボタンが押せない、という形で権限の壁が目に見えました。ところがAIを窓口にした仕組みでは、入口は「自然文で質問できる欄」ひとつです。見えない壁は、作らない限り存在しません。そして作っていないことに、動いているうちは誰も気づけません。
運用フェーズで出てくる、もうひとつの壁
権限と並んで多いのが、運用の不安定さです。当社が自社運用で実際に踏んだものも含め、症状は次の3つに整理できます。
- ときどき止まるが、原因が分からない ── 昨日まで動いていたものが今日は止まる。記録を残す習慣も場所もないため、再実行して直ったら「直ったことにする」しかありません。
- AIに「直して」と頼むと、別の場所が壊れる ── 全体像を持たないまま部分修正を重ねると、修正が別の前提を踏み抜きます。作った本人にも、どこが影響範囲なのか分からなくなっていきます。
- データが増えるほど動作が不安定になる ── 数十件で試したときは一瞬だった処理が、数千件になると詰まります。少量では表面化しない設計上の無理が、量で顕在化します。
共通しているのは、壊れたときに直せる人がいないという一点です。動いているうちは最高の道具ですが、止まった瞬間に業務ごと止まる。しかも原因を特定する手段がない。内製AIツールで最も怖いのは、性能の限界ではなく、この「復旧できなさ」です。
もう一つ、見落とされがちな論点があります。作った本人しか直せない仕組みは、その人が休めない仕組みでもある、ということです。属人化は、事故のリスクであると同時に、経営上の制約でもあります。
「動くもの」と「任せられるもの」を分ける、4つの設計
ツールを作ること自体は、もう難しくありません。難しいのは、人が増えても、データが増えても、壊れずに回り続ける状態にすることです。この差を生んでいるのは、画面に映らない4つの設計です。
| 設計領域 | できていないと起きること | 確認したい観点 |
|---|---|---|
| 権限の分離 | 触れる人全員が経営数字・顧客情報まで到達できる | 誰がどこまで見られるか、役割ごとに説明できるか |
| 秘密情報の置き場所 | APIキーや認証情報が本文・設定ファイル・履歴に残る | 鍵がどこにあり、誰が読めるかを即答できるか |
| データ量に耐える設計 | 件数が増えると遅くなる・落ちる・処理が飛ぶ | 10倍の量が来ても同じ手順で回るか |
| 同時実行への耐性 | 2人が同時に触ると、二重処理・上書き・取りこぼしが出る | 同じ処理が2回走っても結果が壊れないか |
この4つは、画面上に何も表示されません。だから動いている限り、できていなくても気づけない。気づくのは、たいてい事故が起きたあとです。しかも事故は、外部の人を入れた直後、あるいは扱う量が増えた直後という、事業が伸びはじめた最悪のタイミングで起きます。
逆に言えば、この4つさえ先に押さえておけば、内製AIツールは「一部の人の便利道具」から「会社の資産」に変わります。当社がやっているのは、その一線を越えさせる仕事です。
30秒セルフチェック|あなたの内製AIツールは大丈夫か
まずはご自身で確認してみてください。1つでも答えに詰まったら、動いていても黄色信号です。完璧である必要はありません。「何が危ないかを把握できているか」が最初の分かれ目です。
- 1そのツールを、社外の人にそのまま渡しても大丈夫だと言い切れますか。
- 2触れる人全員が「作った本人と同じ情報」を見られる状態になっていないと確認できますか。
- 3止まったとき、原因を特定して直せる人が社内にいますか。
- 4顧客情報とAPIキーがどこに置かれているかを説明できますか。
- 5担当者が1週間不在でも、誰かが運用を代われますか。
- 6いま扱っているデータが10倍になっても、同じ手順で回りますか。
- 72人が同時に操作したとき、二重処理や上書きが起きないと確認していますか。
- 8AIの出力を、誰が確認してから外に出すかが決まっていますか。
- 9過去に何をどう変更したか、記録が残っていますか。
- 10そのツールが明日まるごと消えたとき、復旧できますか。
詰まった項目があっても、慌てる必要はありません。多くの場合、いま動いているものを捨てて作り直す話にはなりません。優先順位をつけて、危険なところから順に手を入れるのが現実的な進め方です。まずは「何が危ないか」を把握するところから始めてください。
1つでも詰まった方へ。その1つが、来月の事故の入口かもしれません。60分あれば、どこから手を付けるべきかまで整理できます。
なぜ、独学とAIへの相談だけでは越えにくいのか
「作れたのだから、直すのもAIに聞けばいいのでは」と考えるのは自然です。実際、ある程度までは進みます。ただ、この領域だけは独学で越えるのが難しい理由があります。
AIは、聞かれたことにしか答えないからです。 権限設計の穴も、同時実行の危うさも、こちらが「そこが危ないのでは」と疑って初めて論点になります。何が危ないかを知らない状態では、AIへの聞き方そのものが分かりません。動いている画面を見ている限り、疑う理由も生まれません。
当社は自社事業で、ハワイのコーヒーをクラウドファンディングから始めて、キッチンカーを経て実店舗、自社ECまで立ち上げた経験があります。そこで痛感したのは、「おいしいものが作れること」と「店として毎日出せること」はまったく別の能力だということでした。仕入れの安定、衛生の管理、人が入れ替わっても同じ味が出る手順。味が良いだけでは、店は続きません。
内製AIツールもこれと同じで、「自分だけで使う」から「チームや社外も使う」に広げる瞬間に、必要なものがガラッと変わります。しかもその変化は、画面上には何も現れません。だからこそ、広げる前に一度だけ外部の目を入れる価値があります。
MGKの内製AIツール診断でやること
研修やツールのご紹介ではありません。実際に動いているシステムを見せていただき、「どこが危ないか」「どう直すか」をそのままお渡しする形のご支援です。Claude 法人導入支援(サービス詳細はこちら)の一環として、すでにAIを内製で動かしている会社向けにご提供しています。
ご用意いただくのは、動いている画面ひとつだけです。資料も、事前整理も要りません。一般論ではなく、御社のシステムそのものについてお話しします。差し支えのある情報はマスクしていただいて構いません。
初回ヒアリング(無料・オンライン60分)
いま動いているものを画面共有で見せていただきながら、業務のどこをどう自動化しているか、誰が触っているかを伺います。この時間内でも、目に付いた危険箇所はその場でお伝えします。資料のご準備は不要です。
診断(実物ベースの点検とレポート)
権限・秘密情報・データ設計・障害対応・同時実行・外部連携などの観点で実物を点検し、危険度と優先順位をつけたレポートとしてお渡しします。「なぜ危ないのか」「放置するとどうなるか」「どう直すか」をセットで記載するので、そのまま社内説明にお使いいただけます。
改修・内製化の伴走
優先度の高いところから、代表が直接伴走して直します。丸ごと外注に切り替えるのではなく、御社が自分で運用し続けられる形に整えることをゴールに置きます。以降の改善を社内で回せるよう、判断の勘所もあわせてお渡しします。
入るタイミングとしては、「作ったはいいけれど、このまま広げていいか不安」という段階が最も費用対効果が高いとお伝えしています。事故が起きたあとのリカバリーは、情報の流出範囲の特定や関係先へのご説明まで含めて、何倍もの負担になります。
診断で確認する観点
実際の診断では、次のような観点で見ていきます。御社の使い方と広げたい範囲に応じて、必要なところを重点的に点検します。
| 観点 | 見ていること |
|---|---|
| 権限と認証 | 役割ごとの見える範囲、退職・契約終了時に確実に止められるか |
| 秘密情報の保管 | APIキー・認証情報の置き場所、履歴や記録への混入、共有範囲 |
| データ設計 | 件数の増加に耐えるか、重複・欠損・不整合が起きない構造か |
| 同時実行・重複実行 | 2人同時・連打・再送で二重処理や上書きが起きないか |
| 障害時の切り分け | 止まった原因を追える記録があるか、復旧手順が言語化されているか |
| 外部連携 | 連携先の障害・仕様変更・利用規約変更が業務を止めないか |
| 出力の品質担保 | AIの出力を誰がどう確認してから社外へ出すかが決まっているか |
| 入力情報の線引き | 入力してよい情報・いけない情報が明文化され、周知されているか |
| コストの見通し | 利用量が増えたときの費用が予測でき、上限の歯止めがあるか |
| 属人化と引き継ぎ | 作った本人以外が運用・修正でき、記録が残っているか |
法令や契約に関わる判断(個人情報の取り扱い、業界固有の規制、取引先との守秘義務など)が絡む場合は、必要に応じて専門家と連携しながら進めます。
なぜMGKか
同じことを語る会社と当社が違うのは、自分たちが実際にやっている側だという点です。
いまご覧いただいているこのコーポレートサイトは、Claude Code で運用しています。日本語の指示だけで記事を書き、ページを更新し、サイトそのものを改修しています。その過程で、権限の切り分け、変更の記録、壊れたときの戻し方といった論点に、当事者として何度もぶつかってきました。その実例はこちらのページで公開しています。
代表の山崎 将史はWeb構築歴25年。当社は自社で運営するブランドを8つ、自社IPを3つ抱え、生ホイップは飲み物®では大手アニメIPとのコラボを15件以上手がけてきました。VTuber「姫生のーむ」はYouTube登録者15.8万人に届いています。いずれも、人に勧める前に自分の体で実証するという方針で運営してきたものです。
会社としての姿勢は3つに集約されます。「作業ではなく、仕事をする」「机上の空論を売らない」「自分の体で実証してから提供する」。 内製AIツールの診断も同じで、資料だけをお渡しして終わりにはしません。危ないと言った以上、どう直すかまでご一緒します。
また、当社がどう考え、どう手を動かしているかはAI導入日記で公開しています。ご依頼の前に、当社がどの粒度で実務に踏み込む会社かをご判断いただけます。
ご支援の流れ
お問い合わせ
フォームから「内製AIツールの診断希望」とお送りください。現状の詳細を書き込む必要はありません。
初回ヒアリング(無料・60分・オンライン)
動いているものを画面共有で見せていただきながら状況を伺い、その場で気づいた点をお伝えします。
診断範囲とお見積もりのご提示
点検する範囲・期間・費用をお見積もりします。ここまでは無料です。
診断・レポート
実物を点検し、危険度と優先順位をつけたレポートをお渡しします。
改修・伴走(ご希望に応じて)
優先度の高いところから直し、御社が自分で運用し続けられる形に整えます。
よくある質問
Q. 診断だけを依頼して、改修は自社でやることもできますか?
できます。レポートには「なぜ危ないのか」「どう直すか」を記載しますので、社内やお付き合いのある開発会社で対応いただく形で構いません。改修まで当社にご依頼いただくかどうかは、レポートをご覧になってからご判断ください。
Q. 作ったものが恥ずかしい出来なのですが、見せても大丈夫でしょうか?
まったく問題ありません。むしろ、非エンジニアの方が業務を動かすところまで作り上げているという事実そのものが、社内に相当な理解があることの証明です。当社は「作り方が間違っている」という話をする場ではなく、広げるために何が足りないかを一緒に整理する場としてお使いください。
Q. 何を使って作ったツールでも見てもらえますか?
まずはご相談ください。生成AIとの対話で組んだ自動化、ノーコード/ローコードツール、表計算ソフトと外部サービスの連携、社内スクリプトなど、形態は問わずご相談を承っています。
Q. 実物を見せる必要がありますか?
はい。画面共有などで動いている実物を拝見できることが前提のサービスです。実物を見ずに一般論をお伝えするだけでは、御社固有の危険箇所は出てきません。お見せいただきにくい情報はマスクしていただいて構いません。
Q. まだ小規模で、社内の数名しか使っていません。それでも診断は必要ですか?
広げる予定がないのであれば、急ぐ必要はありません。ただし「外部の人に手伝ってもらいたい」「別部署にも展開したい」「顧客データを扱いはじめた」といった変化が見えてきた段階が、最も安く済むタイミングです。人を入れてから慌てるより、入れる前に一度見ておくほうが結果的に負担は小さくなります。
Q. 初回ヒアリングは本当に無料ですか?営業されませんか?
初回ヒアリング(60分・オンライン・全国対応)と、そのあとのお見積もりまでが無料です。売り込みのための時間には使いません。ヒアリングの結果、「いまは診断の必要がない」という結論になることもあり、その場合は率直にお伝えします。
Q. 社内に情報システム部門がありません。話についていけるか不安です。
むしろ、そうした会社を主な対象としています。専門用語を並べる説明はしません。当社は自社運用のIT業界用語辞典も公開しており、言葉の定義を揃えるところから始めることを大切にしています。判断に必要なことは、判断できる言葉でお伝えします。
Q. 現在のシステムを全部作り直すことになりませんか?
多くの場合、そうはなりません。いま動いているという事実は大きな資産です。診断ではまず、いまの構造を活かしたまま危険を下げる方法を探ります。作り直しをご提案するのは、それが明確に安く早いと判断できる場合だけです。
Q. 費用はどのくらいかかりますか?
対象の規模・技術構成・点検範囲によって変わるため、初回ヒアリングのあとにお見積もりをご提示します。ヒアリングとお見積もりまでは無料です。ご予算の目安が決まっている場合は、その範囲で優先度の高いところに絞る組み方もできます。
Q. 秘密保持契約(NDA)は結べますか?
はい。実際のシステムを拝見する性質上、必要に応じてNDAを締結したうえで進めます。書式については締結前にご相談させてください。
Q. 認証取得を見据えた現状把握にも使えますか?
お使いいただけます。当社の診断は実務上の危険箇所を洗い出して優先順位をつけるものなので、取得に向けた棚卸しとしてそのまま機能します。認証取得が目的である旨を最初にお伝えください。そこから逆算した優先順位でお出しします。
まずはご相談ください
「うちのツール、大丈夫だろうか」と一度でも思われたなら、その勘はたいてい当たっています。動いているものを止める必要はありません。止めずに、広げられる形へ整える。それが一番安く済むやり方です。
初回ヒアリングは無料・オンライン・所要60分で全国対応しています。この時間で、少なくとも次の3つはお持ち帰りいただけるように設計しています。ひとつ目は、いまの仕組みで最も危険度が高いと見える箇所。ふたつ目は、社外や別部署へ広げる前に決めておくべきこと。みっつ目は、経営層や関係部署にどう説明すれば話が前に進むか、という筋道です。
お問い合わせの際は、フォームのご相談内容欄に「内製AIツールの診断希望」とだけご記入いただければ十分です。詳しい状況は、ヒアリングの場で伺います。