📋 この用語の要点(MGK編集部)
メタディスクリプションとは、ページの内容を要約してHTMLに記述する説明文です。検索結果ではタイトルの下に表示され、利用者がクリックするかどうかの判断材料になります。順位そのものを決める要素ではないとされますが、同じ順位でも文面によって流入は変わり得ます。広告文に近い役割を持ちながら、費用をかけずに自社で書き直せる点が実務上の利点です。ページごとに書き分けているかどうかで、サイト全体の印象も変わります。
📖 約5分で読めます。
「メタディスクリプション」とは
メタディスクリプションは、ページの概要を伝えるためにHTMLの見えない部分へ書き込む文章です。画面には表示されませんが、検索結果の一覧やSNSでの共有時に引用されることがあります。訪問前に読まれる唯一の説明文であり、ページの「見出しに続くひとこと」として働きます。
どこに書かれ、どこに出るのか(タイトルとの違い)
- 記述場所 … HTMLの先頭部分にあるメタ情報の領域。CMSでは記事編集画面の入力欄から設定します
- 表示場所 … 検索結果のタイトルとURLの下。スニペット(抜粋文)と呼ばれる部分です
- 表示の長さ … パソコンとスマートフォンで異なり、長い文章は途中で省略されます
注意したいのは、書いた文章がそのまま出るとは限らない点です。検索エンジンは検索された言葉に応じて、本文中の一部を抜き出して表示することがあります。つまりメタディスクリプションは「表示される候補」であり、確定した表示枠ではありません。
タイトルとの役割の違いも押さえておきましょう。タイトルは見出しであり、何のページかを一言で示します。メタディスクリプションはその補足で、読むと何が得られるのかを説明する役割です。両方に同じ言葉を並べると情報量が減ってしまうため、タイトルで示しきれなかった内容を補うように書き分けます。
なぜ重要なのか
広告のように費用がかかるわけではなく、書き換えもすぐに行えます。効果が読みにくい割に手間が小さいため、後回しにされがちですが、押さえておく価値のある要素です。
同じ順位でもクリックされるかは文面で変わる
検索結果には競合が並びます。利用者は数行の説明文を見比べて、自分の疑問に答えてくれそうなものを選びます。ここで内容が伝わらない文面だと、上位に表示されていても選ばれない場合があります。逆に、対象地域や取扱範囲、価格帯の目安といった具体的な情報が入っていれば、条件に合う人に届きやすくなります。
来てほしくない人を減らせる
問い合わせにつながらない訪問が多いという相談は珍しくありません。説明文が曖昧だと、期待と中身が食い違ったまま流入が生まれます。対応できる内容と対応できない内容を短く示しておくと、来訪の質が整い、対応の手間も抑えられます。集客数だけでなく、商談に至る割合を意識するうえでも効いてきます。
実務での使い方・進め方
書き方の基本と着手の優先順位
文字数は、パソコンで表示される範囲としておおむね全角100文字前後を目安にする考え方が広く使われています。ただし表示は環境によって変わるため、伝えたい要点は前半に置くのが安全です。
- ページの結論や提供内容を最初の一文で示す
- 検索されそうな言葉を自然な文章の中に入れる
- 地域名、対象、取扱範囲などの条件を具体的に書く
- 本文に書いていないことは書かない
- 末尾に、次に何ができるかを一言添える
作成後は検索結果での見え方を確認します。省略位置が想定と違っていれば、語順を入れ替えて調整します。
全ページを一度に整えるのは現実的ではありません。まずは流入の多いページ、問い合わせにつながるページ、季節性のあるページから着手します。一覧ページや古いお知らせは後回しでも支障が出にくいことが多いです。
発注側(中小企業)が準備すること・判断すること
制作会社に任せる場合でも、外部からは書けない情報があります。準備しておくと進行が早いのは、対応できる業務範囲、対象となる地域や業種、他社と違う点、よく聞かれる質問の一覧です。判断すべきなのは、どの言葉で見つけてほしいかという点です。社内で使う呼び方と、お客様が検索する言葉は一致しないことがあります。あわせて、公開後に誰が文面を見直すのかも決めておくと、内容が古いまま残る事態を防げます。
よくある誤解と注意点
誤解1 メタディスクリプションを整えれば順位が上がる
これは正しくありません。検索順位を直接決める要素ではないとされています。効くのはクリックされるかどうかの段階です。順位を意識するのであれば、本文の内容や構成、サイトの使いやすさに目を向ける必要があります。役割を分けて考えると、対策の順番を誤りにくくなります。
誤解2 全ページ同じ文章でも問題ない
テンプレートで会社紹介文を全ページに入れている例を見かけますが、ページごとの違いが伝わらなくなります。内容の異なるページには、それぞれの説明文を用意するのが基本です。数が多い場合は、カテゴリー単位で型を作り、要点だけ差し替える方法が現実的です。あわせて、検索されたい言葉を詰め込むほど有利という見方も適切ではありません。同じ語を繰り返した文章は読みにくく、不自然な印象を与えます。判断に迷ったら声に出して読み、違和感がないかを確かめてください。
よくある質問
Q. 空欄のままだとどうなりますか?
A. 検索エンジンが本文から適当な箇所を抜き出して表示するとされます。意図と違う部分が出る場合があるため、主要なページには書いておくことをおすすめします。件数が多いときは、優先度の高いページから順に埋めていく形で問題ありません。
Q. 書き換えたらすぐ検索結果に反映されますか?
A. 反映には時間がかかる場合があります。検索エンジンが再度ページを読み込んだ後に更新されるため、数日から数週間かかることもあります。すぐ変わらないからといって、短期間に何度も書き換える必要はありません。
Q. 効果があったかどうかは、どう確かめればよいですか?
A. 検索表示回数とクリック数の関係を見るのが基本です。表示回数が変わらないのにクリックが増えていれば、文面の改善が働いた可能性があります。判断には一定の期間が必要なため、変更した日付を記録しておくと比較しやすくなります。