📋 この用語の要点(MGK編集部)
内部リンクとは、同じサイト内のページ同士をつなぐリンクです。訪問者が次に見たいページへ迷わず進めるようになり、検索エンジンにとってもページ同士の関係やサイト全体の構造を読み取る手がかりになります。広告や外部からの被リンクと違って自社の判断だけで設計と改善ができるため、限られた予算のなかでも取り組みやすい施策です。
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「内部リンク」とは
内部リンクとは、同じサイトの中で、あるページから別のページへ張られたリンクです。ブログ記事から関連するサービス紹介ページへ、事例ページから問い合わせページへといったつながりが、すべて内部リンクにあたります。外部の他社サイトから張られる被リンクとは区別して考えます。
サイトを一冊の資料にたとえると、内部リンクは目次や索引、参照先の案内にあたります。一枚ずつのページがどれだけ丁寧に書かれていても、案内がなければ読み手は次にどこを見ればよいのか分かりません。
内部リンクを構成する要素
- リンク元のページ(どの文脈から送るか)
- リンク先のページ(どこへ送りたいか)
- アンカーテキスト(リンクに使う文字列)
- 設置位置(本文中、記事末、一覧など)
この四つのうち、実務で見落とされやすいのはアンカーテキストと設置位置です。同じページ同士をつないでも、使う文字列や置き場所によって伝わり方は変わります。
主な種類
- グローバルナビゲーション(全ページ共通のメニュー)
- パンくずリスト(階層のなかでの位置を示す案内)
- 本文中のリンク(文脈に沿って関連ページへ送る)
- 関連記事や一覧ページからのリンク
- フッターのリンク
このなかでも工夫の余地が大きいのは本文中のリンクです。メニューやフッターは全ページで同じ内容になるため、記事ごとの話の流れに合わせた案内は本文中でしか作れません。
なぜ重要なのか
内部リンクは、被リンクや広告と違い、自社の意思だけで手を入れられる領域です。新しい記事を増やす前に既存ページのつなぎ方を整えるだけでも、見てもらえるページ数や問い合わせまでの導線が改善する場合があります。
訪問者と検索エンジンの両方に効く
訪問者側の効果は回遊性です。検索から一ページだけ見て離れていた人が、関連ページへ進み、会社の考え方や実績まで見てくれるようになります。判断材料が増えるため、問い合わせや資料請求につながりやすくなります。
検索エンジン側の効果は二つあります。一つは巡回の助けになることです。リンクをたどって新しいページが見つけられるため、公開したページが認識されやすくなります。もう一つはページ同士の関係を伝える働きです。どのページからどんな言葉でリンクされているかは、そのページが何について書かれたものかを示す手がかりになります。
あわせて、内部リンクの整え方は自社の情報の持ち方を見直す作業にもなります。どのページを軸にするのか、似た内容の記事が重複していないかが、リンクを引く作業のなかで見えてくるためです。
実務での使い方・進め方
棚卸しから始める
- 主要ページ(問い合わせ、サービス、事例)を書き出す
- それぞれへ何本の内部リンクが向いているかを数える
- どこからもリンクされていないページを洗い出す
- 閲覧数の多い記事から主要ページへ導線があるか確かめる
どこからもリンクされていないページは、訪問者にも検索エンジンにも見つけてもらいにくい状態です。まずはここを埋めるのが、費用に対して手応えを得やすい手当てになります。
張り方の基準を決め、発注側で準備する
- アンカーテキストはリンク先の内容が分かる言葉にする
- 本文の流れに沿った位置に置き、無理に差し込まない
- 一つのページから同じページへ何本も重ねない
- 新しい記事を公開したら、関連する既存記事からも張る
発注側である自社で準備しておくと制作会社との認識がそろうものとして、扱う主要キーワードの一覧、優先して見せたいページの順番、そして「この記事を読んだ人に次に見てほしいページ」の対応表があります。この三点は、事業の中身を知る自社側でしか決められません。制作会社に丸ごと任せると、見た目は整っても優先順位が事業の実態とずれる場合があります。リンクの本数を増やす前に、「この導線をたどった人が相談まで進むか」を自社で確かめておきます。
よくある誤解と注意点
誤解1 数を増やせば増やすほど良い
正しくは、関連するリンクを必要な場所に置くことが目的です。一ページに大量のリンクを詰め込むと、どれが重要なのか分からなくなり、読みにくさにもつながります。関連の薄いページへ機械的に張るのは避けます。本数そのものを目標に置くと、読み手にとって不自然な文章が増えていく点にも注意が必要です。
誤解2 一度設定すれば終わり
サイトは記事の追加やページの統廃合で形が変わります。消したページへのリンクが残ればエラー表示になり、リニューアルでURLが変われば多数のリンク切れが一度に生じる場合があります。定期的な点検を運用の手順に組み込んでおきます。
よくある質問
Q. 内部リンクの整備はすぐ効果が出ますか?
A. 回遊性の改善は比較的早く数値に表れることがありますが、検索での評価はページの再確認を経るため時間がかかります。数か月単位で様子を見る前提で進めるのが現実的です。
Q. アンカーテキストに「こちら」と書いてはいけませんか?
A. 使えないわけではありませんが、それだけではリンク先の内容が伝わりません。「料金の考え方はこちら」のように、何のページかが分かる言葉を含めるのが基本です。
Q. 内部リンクと外部からの被リンクはどちらを先に考えますか?
A. 自社で完結できる内部リンクの整備を先に進めるのが取り組みやすい順序です。外部からの評価は相手の判断に左右されるため、まずは自社サイト内の導線と情報の中身を整えます。